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工夫と幸せが重なる鮨「NARUMI」-大分県佐伯市

 

会いたい人がいました。訪れたいお店がありました。

大分県は佐伯市に。

それは、鮨店「NARUMI」。

ガージェリーのブルーマスターとして、ビアスタイル21の社長として、そして一人の寿司好きの佐々木として、絶対に訪れたかったのです。

「NARUMI」さんとのお付き合いの始まりは、2014年8月に店主の鳴海さんからいただいたガージェリーへの熱い想いが綴られたメールでした。そして、2015年3月からガージェリーをお取扱いいただいているのですが、遠方故なかなか訪問する機会をつくれませんでした。

そして、やっとです。やっとたどり着きました!

大阪で出逢い、“想い”を佐伯へ持ち帰った

鳴海さんとガージェリーとの出逢いは2007年、大阪のバー「white L」さんでした。最初のメールでその時の驚きを伝えてくださった鳴海さんの言葉を紹介します。

“ぼくが、ガージェリースタウトと出会ったのは、7年前のことですが、あの感動を忘れたことがありません。ビールが全くダメだった自分が産まれて初めて「美味しい」と言葉にした(黒)ビールでした。”

こんな熱い思いがお客様に伝わらないわけがありません。今ではガージェリーはすっかりお店に定着し、佐伯の皆さんに楽しんでいただいているのです。

さて、「NARUMI」はお鮨屋さんです。当然ながら、ガージェリーへの熱い思い以上に、魚にかける熱い熱い思いがあります。鳴海さんは、地元で上がる魚の旨味を最大限に引き出すため、熟成の技術に磨きをかけ、最高にうまい鮨を提供するための研究、努力を続けています。

魚の旨味を引き出す熟成とは… 私がきちんと説明するのはとても難しいので、鳴海さんがフェイスブックに投稿されたいくつかの文章を紹介し、その技術、思いの一端を感じていただければと思います。

「熟成の技術とは、魚の内包する味を、どれだけ感じることが出来るようにするかという技術です。」

「今の『ぼくのベスト』のモイカがこれです。4日寝かせた胴と、1日寝かせた耳と触腕を合わせたものです。」

「−60℃に掛けた深海エビを解凍後、殻をむき昆布〆したものと、そのまま一日寝かせたものを、交互に並べ握ってみます。」

工夫を重ねることで、幸せも重なっていく

私が「NARUMI」さんを訪問した9月は、ちょうど伊勢海老漁の解禁時期。鳴海さんの鮨にかける想いを聞きながら舌鼓を打ったのでした。

 

伊勢海老に続き、地元で上がる魚の握りを味わいます。ネタによっては、旨味を口の中で感じやすいように薄くそぎ切りにし、どの貫も同じ味になるよう背側と腹側を組み合わせたりして何枚か重ねて握る等、鳴海さんならではの工夫が随所に見受けられます。

また、ガリにしても、次の料理までのリセットであれば、生姜のような刺激的なものを使う必要はないと考え、小さく切って-60℃まで凍らせた果物をその都度出してくれたりします。ピオーネ、梨、リンゴ、イチジク、黄桃…。

ガージェリーを飲み、これまで経験したことのない鮨に驚き、鳴海さんの思いのたけを聞き、楽しい時間はアッという間に過ぎてしまいます。ご家族で経営されているアットホームな雰囲気もまた居心地の良さに大きく寄与しているのでしょう。

ガージェリーが取り持つ縁は素敵な時間をもたらしてくれる… そんな思いを新たにしつつ、暖かい気持ちでNARUMIさんをあとにしました。

<NARUMI ホームページ>

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