BLOGカテゴリー: ビールの話
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2011年05月25日
酒税法との闘い その1 – 歪んだ酒税法
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以前書いた「もやしもん」の記事で取り上げた話題の第2弾。
作品の中で、「酒税法との闘いを経て生まれたビール風酒類」という主旨の表現が出てきました。日本国内で、ビール風の発泡酒が本格的に発売されるようになったのは1990年代半ば。「酒税法との闘いを経て・・・」というのはどういうことなのでしょうか。今回から、2回に分けて紹介したいと思います。
さて、下の写真はGARGERY23のラベルに表示されている「ビール」の文字です。この「ビール」の文字、勝手に表示して...
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2011年05月12日
地ビールみたいな味 – 小規模ビールメーカーの苦闘
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以前、「日本の大手ビールは個性が乏しい」と書きました。誤解しないでいただきたいのですが、私は大手メーカーのビールが「美味しくない」と言っているのではありません。「個性が乏しい、画一的だ」と言っているだけです。
私は以前、キリンビールの技術系社員でしたので、身にしみて分かっていることがあります。我々ガージェリーを含めた小規模ビールメーカーは、設備投資、技術力の面で、大手メーカー4社には全く歯が立たないのです。その差は歴然、完敗と言えます。
ビール造りの主...
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2011年05月06日
ガージェリーは地ビールではない
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先日書いた「もやしもん」の記事。その中で、地ビールに関する話題を取り上げました。実は、ガージェリーの営業に行った時、よく聞かれる質問があります。
「要するに地ビールですか?」
そんな時は必ず、「地ビールではありません。国産プレミアムビールです。」と答えるようにしています。
まあ、呼び方なんぞどうでもよいと言えば良いのですが、作品の中にも出てくる地ビールという言葉に対する偏見、誤解もあり、私自身は結構気にしているので、「もやしもん」にかこつけて、これにつ...
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2011年03月24日
GARGERYのプレミアム – 個別冷蔵配送
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シリーズ「プレミアムビールの真実」の第4回。
第1回では「麦芽100%だから高級というわけではない」
第2回では「副原料にもしっかりとした役割がある」
第3回では「長期低温熟成がGARGERYのプレミアムの一つ」 と書きました。
この第4回では、GARGERYのもう一つのプレミアム(=付加価値)である「個別冷蔵配送」について紹介します。
樽詰したその日に飲んでもらいたかった
これまで何回も書いてきているように、ガージェリーが最もこだわっている...
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2011年03月01日
GARGERYの新しい一歩 – GARGERY23 Wheat
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2009年7月1日、GARGERYが新しい一歩を踏み出しました。この日、初の壜商品「GARGERY23 Wheat」(ガージェリー・トゥースリー・ウィート)を発売したのです。
それまでGARGERYブランドは、製造直後の美味しさを皆さまにお届けするために、頑なに樽商品にこだわってきました。しかし、樽だけでは広がりに限界がある・・・そう感じていた中での商品開発、そして満を持しての発売でした。
樽を壜詰するだけでは意味がない
GARGERY23を発売...
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2011年02月25日
GARGERYのプレミアム – 長期低温熟成
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シリーズ「プレミアムビールの真実」の第3回。
第1回では「麦芽100%だから高級というわけではない」
第2回では「副原料にもしっかりとした役割がある」 と書きました。
今回からは、GARGERYが持つ具体的なプレミアム(=付加価値)を取り上げ、紹介していきたいと思います。
麦芽をマッシュケトルに投入するところからビール醸造が始まる
ガージェリーはここがプレミアム
ガージェリーは麦芽100%ビールです。「生」であることを強調しないのと同様、こ...
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2011年02月09日
麦芽100%の意味と副原料の価値 – ビール原料の選び方
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シリーズ「プレミアムビールの真実」の第2回。
前回の記事で、「麦芽100%だから高級というわけではない」と書きました。麦芽は決して高い原料ではないということです。では麦芽100%というのはイメージだけの問題なのかというと、もちろんそうではありません。麦芽100%にするにはそれなりの意味があります。今回はそのあたりを考えていきたいと思います。
副原料にも大事な役割がある
日本のビールはこれまで、より好ましい香味を造り出すため(ここが大事!)、副原料...
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2011年02月05日
麦芽は、米やコーンよりも安い – ビールの原料価格
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シリーズ「プレミアムビールの真実」の第1回。
原料価格の観点から、麦芽100%(オールモルト)ビールのプレミアムについて考えます。
予告編でも書きましたが、プレミアムビールに対する勘違いでおそらく最も多いのが、「高価な原料である麦芽を100%使っているからプレミアム」というもの。実は、
麦芽はビールの原料の中で一番安いのです。
第2回工場見学会 ~ 麦芽の貯蔵庫にて
日本のビールで主に使われている原料は、役割が異なるホップを別にすると以下の通り。...
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2011年02月03日
シリーズ 「プレミアムビールの真実」、始めます
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GARGERYは「プレミアムビール(PREMIUM BEER)」を名乗っています。ラベルにでっかく書いてありますから目立ちますね。
大手メーカーで「プレミアムビール」と謳っている商品は、
サッポロ 「YEBISU」
サントリー 「ザ・プレミアム・モルツ」
キリン 「ブラウマイスター」
アサヒ 「熟撰」 等々
ここで質問です。
「プレミアムビール」と「そうでないビール」の境界線はどこにあるのでしょう?
「プレミアムビール」とは何がプレ...
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2011年01月16日
エールを超えたエール – GARGERY ESTELLA
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2004年6月、「GARGERY ESTELLA(ガージェリー・エステラ)」は、GARGERYブランド第2の商品として産声を上げました。エールタイプのビールが持つ華やかさと、ピルスナータイプのビールが持つ飲みやすさ、その2つを併せ持つ、GARGERY渾身のエール。その全貌を紹介します。
主人公ピップが生涯憧れた女性 - エステラ
まずは、その命名の秘密から。
「GARGERY」は、ディケンズの小説「大いなる遺産」の登場人物の名前だと紹介しました。実...
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