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シリーズ 「プレミアムビールの真実」、始めます

GARGERYは「プレミアムビール(PREMIUM BEER)」を名乗っています。ラベルにでっかく書いてありますから目立ちますね。

大手メーカーで「プレミアムビール」と謳っている商品は、

  • サッポロ 「YEBISU」
  • サントリー 「ザ・プレミアム・モルツ」
  • キリン 「ブラウマイスター」
  • アサヒ 「熟撰」      等々

ここで質問です。
「プレミアムビール」と「そうでないビール」の境界線はどこにあるのでしょう?
「プレミアムビール」とは何がプレミアムなのか、答えられますか?

premiumラベル

「プレミアム」の意味は?

ちょっと横道にそれますが、「プレミアム」とは本来どういう意味でしょうか。
WEB上で簡単に検索できる大辞泉で「プレミアム(Premium)」を調べてみました。本来は「額面以上に上乗せされた金額」というような意味で、それが転じて「付加価値」という意味になってます。さらに、形容詞的に使われることで、「高級」という意味を持ってきているのですね。
プレミアムビールという場合は、「何らかの付加価値があり、高級感、上等感もあるビール」といったところが正しい意味になりそうです。

とても曖昧な表現ですが、“プレミアムビールには明確な定義は存在しない”のですから仕方ありません。あえて言えば、「価格が高いビールがプレミアムビール」でしょうか。

プレミアムビールを考えていきます

さて、先ほどの質問に戻りますが、

商品の差別化を図りたい、高級志向を打ち出したいというメーカーの思惑は想像できるかと思います。また、価格が高い分、他のビールと比較して製造コストが余計に掛かっている“ハズ”。

問題は、一体どこにコストが掛かっているのか、多少高いお金を支払っても満足できる要因はどこにあるのかという点です。

圧倒的に多いご意見「麦芽100%だからプレミアム」・・・残念ながら0点です。関連して「米、コーンなど副原料を使ったビールは安物だ」・・・これも的外れ。「天然水だからプレミアム」・・・天然じゃない水って何? 否定ばかりで申し訳ない気持ちですが、事実は事実です。

これからシリーズで、ビールの「プレミアム」について考えていきます。相当なボリュームになると思いますが、ビールを愛して止まない皆さんの疑問が少しでも解消されることを願い、頑張って書いてみたいと思います。ご一緒に考えていただけたら幸いです。

次回の記事は、ビールの主たる原料「麦芽」にスポットを当てます。お楽しみに!

<続く>

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