BLOGカテゴリー: ビールの話

2013年02月18日 「生と壜」という呼び分け、止めませんか
皆さんご存じの通り、ガージェリーには樽詰商品「GARGERY」(STOUT、ESTELLA)と、壜詰商品「GARGERY23」(Wheat、BLACK、Xale)があります。容器ごとに呼び分ける場合、私は必ず「樽と壜」という呼び方をしますが、お店などでは「生と壜」と呼び分けられることがあります。「ガージェリーの生」、「ガージェリーの壜」…みたいな感じですね。まあ、意味は通じるし気持ちも分かるのですが、正直言うと釈然としないものを感じているのです。 なぜなら...

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2013年02月10日 ビールの美味しさを育む – 静かなる工程「熟成」
読む工場見学会「プレミアムビールができるまで」もいよいよフィナーレ。ガージェリー醸造の最終工程、「熟成(貯蔵)」から「出荷」までを追いましょう。 熟成から出荷に至る工程には、ガージェリーが他社商品と比べて明確に異なる点がいくつか隠されています。実は、それらこそガージェリーの美味しさの秘密、プレミアムビールたる所以でもあります。 前回の記事「麦汁が若ビールに変身 - 主発酵工程」で、主発酵が終わった段階のビールは「若ビール」と呼ばれることを紹介しました。...

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2013年01月30日 麦汁が若ビールに変身 – 主発酵工程
前回の記事「酵母 - ビール醸造の神秘を司る」でアルコール発酵の主役「酵母」を紹介しました。その酵母が冷却された麦汁に添加されると、いよいよアルコール発酵の始まりです。 麦汁がビールに姿を変えていく発酵工程は大きく二つに分けることができます。アルコール発酵が集中的に進む「主発酵工程」と、それに続く「熟成(貯蔵)工程」です。今回はその前半戦「主発酵工程」の紹介です。 アルコールが一気に作られます ここでアルコール発酵のおさらいです。以下の化学式、覚えてい...

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2013年01月21日 酵母 – ビール醸造の神秘を司る
昨年来、「プレミアムビールができるまで」と題して、ビールの醸造工程をブログで紹介しています。 初回「主役のモルトはフランス産」でクイズを出しましたが、ビール造りに欠かせない4つの原材料を覚えているでしょうか。そう、 モルト(麦芽) ホップ 酵母 水 ですね。どれも大切な役者たちですが、ビール会社ごとに差が出やすいものがあります。アルコール発酵の主役「酵母」です。 顕微鏡で覗いた酵母の姿です。ビール酵母は「Saccharomyces cere...

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2012年12月30日 5年熟成GARGERY23のお味は…
昨年2011年末、GARGERY23 Wheatの4年熟成品を試飲したレポートを記事にしました。 そして、「まだまだいけるぞ!」という主旨のコメントを書きました。  >> 飲んでみました - 4年熟成のGARGERY23 Wheat お待たせしました。今年も飲みました。 当然ながら熟成期間は1年延びて、ついに5年熟成!さて、如何なる香味に進化、あるいは退化したのか。ドキドキ、ワクワクです。 5年熟成 GARGERY23 Wheat 昨年同様、熟成品と...

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2012年12月25日 ビール仕込の最終段階 – ワールプールと麦汁冷却
シリーズ「プレミアムビールができるまで」…7回目の今回は、お茶の写真からスタートです。この写真、湯呑みに入った茶葉を撮っているのですが分かりますか? 湯呑みの底の梅の絵が邪魔していますが、黒い粒のように見えるのが茶葉です。 上段の写真は湯呑みの中をかき混ぜた状態で、茶葉が回っています。しばし後の写真が下段。回っていた茶葉が湯呑みの底、中心部に近いところに集まっています。皆さんも経験があると思いますが、液体を回転させると固形物は中央部に集まって沈殿しま...

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2012年12月17日 ホップと麦汁はお熱いのがお好き – 大迫力の麦汁煮沸
「ビールを沸かすんですか? だって生ビールって言うじゃない…」 大丈夫、ここではまだビールではなく麦汁です。生ビールかどうかとは別問題。メーカーやブランドを問わず、ビール造りには煮沸工程があります。 前回の記事「一番搾りと二番搾り - 麦汁濾過」で、ビールの前身となる麦汁が濾過されてきましたが、煮沸工程でいよいよホップの登場です。 麦汁を煮沸する主たる目的は「ホップと出会うため」だと考えてください。他にも目的はいろいろとあるのですが、細かく書くとキリがな...

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2012年12月06日 一番搾りと二番搾り – 麦汁濾過
キリンのヒット商品「一番搾り」。 どこかプレミアム感があるネーミングですね。ところでこの「一番搾り」、何が一番で、何を搾るのか、ご存知ですか?今回は、その一番搾りにまつわる工程を紹介します。搾り、搾りと言いますが、実はあまり搾りません。 前回の記事「ビールと化学 - 糖化で決まるビアスタイル」で、糖化が終わった醪(もろみ)が出来上がりました。次は煮沸工程へと進むわけですが、その前に、モルト粕などを取り除かなければなりません。それが「麦汁濾過」と呼ばれる...

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2012年11月30日 ビールと化学 – 糖化で決まるビアスタイル
プレミアムビールができるまでの第4回。「読む工場見学会」は仕込工程に入ります。 前回紹介したモルトミルの工程で、仕込の原料となる粉砕モルトが出来上がりました。いよいよこれが仕込装置に投入されます。簡単に、これまでの記事を振り返りましょう。 主役のモルトはフランス産 ビール造りの主役、モルト(麦芽)のあれこれ ホップは箱入り娘、ホップ畑は男子禁制 ホップの花言葉は「不公平」、男性はとことん疎まれます… ビール造りのはじめの一歩 - モルトを粉砕し...

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2012年11月25日 ビール造りのはじめの一歩 – モルトを粉砕します
「プレミアムビールができるまで」の第3回です。いよいよビールの製造工程へと進みます。 …と言っても、今回はモルト(麦芽)を砕くだけの話。ですが、それなりに奥は深いのです。モルトを砕く装置(モルトミル)について詳しく解説しましょう。 近頃は「工場萌え」という言葉があり、メカメカしい工場の外観に魅力を感じる愛好家が増えているそうですが、生産現場に長年携わってきた私の立場で言わせれば、まだまだ甘い。もう一歩踏み込み、工場内部の設備一つ一つの細部まで愛でること...

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