BLOG投稿者: M.Sasaki
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2013年04月12日
GARGERY23を生みだす小規模醸造設備
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昨年から今年にかけて公開した「読む工場見学会」とも呼ぶべき記事で、プレミアムビール「ガージェリー」の製造工程を一通り紹介してきました。
これまでの記事はこちら>> プレミアムビールができるまで
これまで紹介してきた設備は、小規模醸造所(いわゆる地ビールメーカー)としては比較的大きな設備なので、商品規模がまだ小さい壜のGARGERY23では持て余してしまいます。できるだけ商品規模に見合った設備で醸造した方が品質が安定しますから、GARGERY23はより小...
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2013年03月15日
信州・松本 日本料理「そらのかなた」 – 北アルプスを望む街でエステラを
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ガージェリーの営業で松本の地に初めて降り立ったのが2013年1月31日。わずか1ヶ月余りでガージェリー・エステラが飲めるようになるとは!それも本格的な日本料理をいただきながらです。我ながら感に堪えません。
というわけで、早速行ってきました。松本の料理屋「そらのかなた」さんです。店名も素敵ですね。晴れた日には北アルプスの峰々を間近に望む松本の街にピッタリの名前だと思うのですがいかがでしょう。
臨場感あふれるカウンター席がおススメ
「そらのかなた」さんは...
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2013年02月25日
名古屋のお勧めランチタイム #4 – 鶴舞のビストロ「Le Bol」
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名古屋へ通うようになってもうすぐ2年。名古屋でお付き合いの範囲が広がるほどにまた新しいお店を紹介していただく…という連鎖ができ始め、皆さんにガージェリーを楽しんでいただけるレストランも一つ、また一つと増えています。ということで、今回も素敵なレストランを紹介します。鶴舞のカジュアルフレンチ「Bistro Le Bol」さんです。
オーナーが描くビストロの世界
お店のホームページにある「Le Bol 誕生秘話」と題された文章の中にこんな一節があります。
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2013年02月18日
「生と壜」という呼び分け、止めませんか
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皆さんご存じの通り、ガージェリーには樽詰商品「GARGERY」(STOUT、ESTELLA)と、壜詰商品「GARGERY23」(Wheat、BLACK、Xale)があります。容器ごとに呼び分ける場合、私は必ず「樽と壜」という呼び方をしますが、お店などでは「生と壜」と呼び分けられることがあります。「ガージェリーの生」、「ガージェリーの壜」…みたいな感じですね。まあ、意味は通じるし気持ちも分かるのですが、正直言うと釈然としないものを感じているのです。
なぜなら...
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2013年02月10日
ビールの美味しさを育む – 静かなる工程「熟成」
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読む工場見学会「プレミアムビールができるまで」もいよいよフィナーレ。ガージェリー醸造の最終工程、「熟成(貯蔵)」から「出荷」までを追いましょう。
熟成から出荷に至る工程には、ガージェリーが他社商品と比べて明確に異なる点がいくつか隠されています。実は、それらこそガージェリーの美味しさの秘密、プレミアムビールたる所以でもあります。
前回の記事「麦汁が若ビールに変身 - 主発酵工程」で、主発酵が終わった段階のビールは「若ビール」と呼ばれることを紹介しました。...
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2013年01月30日
麦汁が若ビールに変身 – 主発酵工程
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前回の記事「酵母 - ビール醸造の神秘を司る」でアルコール発酵の主役「酵母」を紹介しました。その酵母が冷却された麦汁に添加されると、いよいよアルコール発酵の始まりです。
麦汁がビールに姿を変えていく発酵工程は大きく二つに分けることができます。アルコール発酵が集中的に進む「主発酵工程」と、それに続く「熟成(貯蔵)工程」です。今回はその前半戦「主発酵工程」の紹介です。
アルコールが一気に作られます
ここでアルコール発酵のおさらいです。以下の化学式、覚えてい...
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2013年01月21日
酵母 – ビール醸造の神秘を司る
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昨年来、「プレミアムビールができるまで」と題して、ビールの醸造工程をブログで紹介しています。
初回「主役のモルトはフランス産」でクイズを出しましたが、ビール造りに欠かせない4つの原材料を覚えているでしょうか。そう、
モルト(麦芽)
ホップ
酵母
水
ですね。どれも大切な役者たちですが、ビール会社ごとに差が出やすいものがあります。アルコール発酵の主役「酵母」です。
顕微鏡で覗いた酵母の姿です。ビール酵母は「Saccharomyces cere...
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2013年01月10日
JESSE JAMES 福生店 – 巨大ステーキとバーボンでアメリカンな夜
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2013年最初の「ガージェリーを飲むならこのお店」はガッツリいきましょう!
JJ福生こと、「JESSE JAMES 福生店」(ジェシー・ジェイムズ)さんの肉汁滴るアメリカンビーフのリブアイステーキ、800g。昨年末のうちの会社の忘年会でいただきました。見るからに旨そうですねぇ~。はい、実に旨かったです。
デカいほどうまい! 仲間とシェアするのがコツ
JJ福生さんへ行ったらとにかくステーキを頼みましょう。それも、できるだけ大きな塊で頼むのがより美味しく...
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2012年12月30日
5年熟成GARGERY23のお味は…
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昨年2011年末、GARGERY23 Wheatの4年熟成品を試飲したレポートを記事にしました。
そして、「まだまだいけるぞ!」という主旨のコメントを書きました。
>> 飲んでみました - 4年熟成のGARGERY23 Wheat
お待たせしました。今年も飲みました。
当然ながら熟成期間は1年延びて、ついに5年熟成!さて、如何なる香味に進化、あるいは退化したのか。ドキドキ、ワクワクです。
5年熟成 GARGERY23 Wheat
昨年同様、熟成品と...
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2012年12月25日
ビール仕込の最終段階 – ワールプールと麦汁冷却
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シリーズ「プレミアムビールができるまで」…7回目の今回は、お茶の写真からスタートです。この写真、湯呑みに入った茶葉を撮っているのですが分かりますか?
湯呑みの底の梅の絵が邪魔していますが、黒い粒のように見えるのが茶葉です。
上段の写真は湯呑みの中をかき混ぜた状態で、茶葉が回っています。しばし後の写真が下段。回っていた茶葉が湯呑みの底、中心部に近いところに集まっています。皆さんも経験があると思いますが、液体を回転させると固形物は中央部に集まって沈殿しま...
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