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【along with her story】ミュージシャン 鳴海望美さん

GARGERYが似合う大人の女性アーティストにスポットを当て、リュトンを片手に、思い思いのストーリーを語っていただいています。日暮里のライブバー「BAR PORTO(ポルト)」でミュージシャンの鳴海望美さんとお会いしました。

ボーカリストの鳴海さんは、ジャズスタンダードを中心に、ブラジル音楽、ポップスなど様々なジャンルを演奏し、作詞・作曲も手掛けていらっしゃいます。活動の場は都内のジャズバーやレストランが多く、時にジャズフェス等への出演もされるそうです。

‐最近はどんな活動をされていますか?

「正直なところ、新型コロナウイルスの影響で演奏機会がかなり減ってしまいました。その代わり、自宅で短い曲を録音してネットにアップするようにもなりました。今までのように、ジャズバーでの演奏も継続しています。自分の曲も増やしつつ、ブラジル(特にミナス地方)の音楽に興味があるので、レパートリーに取り入れています。ピアノとフルートとボーカルのトリオで演奏したりもしています。」

教則本で出逢い、世界が広がっていく

‐この世界に入ったきっかけを教えてください。

「歌自体は小さい時から歌っていました。幼い時の夢は「歌手になりたい!」だったことを覚えています。中学の時は自宅にこもってアコースティックギターの弾き語りをしたり、高校に入って軽音楽部で路上ライブもしたりしていました。北海道の釧路町という小さい町での話なので、小規模なものですが。」

「ジャズと出会ったのは高2の時でした。歌の教則本に参考音源としてEllaやサッチモが紹介されていて、聴いてみたらとてもぴったりくるものがあったんです。毎日通学のときにEllaのライブ盤を聴いていました。大学でジャズをやりたかったのですが、ジャズ研がなかったので軽音楽部に入りました。そこでは90年代のR&B、ポップスなんかを歌っていました。知らない音楽に触れるのは刺激的でした。」

原点となる場所がある

「大学卒業後、大学院に進学して少し音楽からは遠ざかっていたのですが、やっぱりジャズがやりたい!と思い、2015年から活動を開始しました。当時の師匠に高田馬場にある「intro」というジャズバーを教えてもらい通うようになりました。ボーカリストはあまりいなくて、色々なミュージシャンがバリバリのソロを演奏していて、圧倒されました。毎週土曜日は朝までセッションに参加して、そのあと近くの居酒屋に行ってあれこれ教えてもらっていた気がします。今はそこまで体力がありませんが(笑)。今も週一くらいで通っていて、勇気をもらっています。私のジャズの体験の原点になっている場所です。」

「その後、自分の歌唱力をつけたいということ、音楽力をつけたいということを強く思うようになり、石川早苗さんに弟子入りしました。基本的なボーカルトレーニング、英語の発音、表現など基本的なことを沢山学んでいます。音楽理論も音楽仲間に教えてもらいながら学び、作詞作曲もするようになりました。月数回のライブを中心にして、これから活動の場を増やして行きたいと思っています。」

その時、その場所、ありのままの自分で

‐ミュージシャンとして大事にしていること、心がけていることを教えてください。

「少し難しい質問です…。 沢山あるはずなのですが、どうまとめたらいいか悩むところです。一番は、今ここで音楽が生まれている、ということでしょうか。ミュージシャン同士のやりとりや即興性もそうなのですが、お客様やお店の感じ、全て含めて音楽だと思っています。数年演奏を続けて思うようになったことは、自分を作らない、ことです。例えば、歌でいうと声を作らないとか、憧れている誰かにそのままなろうとしないとか、そういうことです。結局、自分の表現なので、人を真似たり自分を偽ったりしても意味がないんじゃないかなと思うようになりました。」

「こういう風に思うようになったのは、本格的にレッスンを受け始めて、自分の声を受け入れるようになってからです。私の声は、ハスキーで低い、いわゆるジャズボーカリストの声とは真逆です。それが嫌で、無理やり太い声を出そうとしていたこともあったのですが、やっぱり自然な声が一番良くて、それを生かして自由に使えるようになりたいと思うようになりました。今も自分の声が嫌だなと思うこともありますが、選曲やそのほかの技術で生かしていけたらいいなと思っています。」

「これは最近心がけていることなのですが、自分のできないことや苦手なことから目を背けないことです。野球ファンで(にわかですが)、試合やニュースを見ていると、選手の成績やその日の貢献度がはっきりわかるんですよね。選手たちはそれを踏まえた上で苦手なところを日々改善していて、演奏も同じじゃないかと思うようになりました。実際、素晴らしいミュージシャンってそうやって影でたくさん努力をしているんじゃないかなと。できていないことを認めるのは、私は結構苦手なのですが、今頑張って向き合っています。」

‐これからの活動についてお聞かせください。

「まだ具体的なことは何も決まっていないのですが、CDを作成したいと思っています。せっかく自分で曲を作っているので、一度形にしてみなさんに聴いて頂きたいです。音楽業界自体が大変な最中で、私も以前と同じように活動するのが難しいと感じています。お店やお客様があってのことですが、音楽家として演奏をする場を見つけていかなきゃなあと思っています。」

鳴海望美さん出演ライブ(2020年9月12日時点)

9月21日(月・祝)

長田信慶(org)杉山慧(gt) 鳴海望美(vo) / 青木カナ(vo)廣木光一(gt)

壱岐坂Bon Courage http://bon-courage.tokyo/

9/30(水) ギョーザトリオ

えとうゆかこ(vo)下梶谷雅人(gt) 鳴海望美(vo)

20:00~22:00

日暮里BAR PORTO http://app.f.m-cocolog.jp/t/typecast/1221259/1240839

■ 10/18(日)

鳴海望美(vo) 瀬田創太(pf)

吉祥寺 Strings http://www.jazz-strings.com/

BAR PORTOでのライブ(ギター:下梶谷雅人さん)

外飲みの価値が一気に上昇!

「美味しいご飯を食べるのが好きなので、それとセットでお酒を飲みに行くことが多いです。自粛期間ゆっくり食事をする時間があったので、どんな食事と合わせると美味しくお酒が飲めるのか色々試していました。今も継続中です。とはいえ、20代半ばまでアルコールは全く受け付けなかったので、実はまだお酒を楽しむようになってから日は浅いです。アルコールはダメな体質かと思っていたのですが、案外大丈夫で、むしろ飲兵衛の父の血を受け継いでいるのかもしれません(笑)。」

「思い出という訳ではないですが…、最近は家飲みがメインになっているので、外飲みがとても貴重になってきています。たまに機会があると、ワクワクして行く先のお店のメニューを調べたりしてしまいます。今まで外飲みについてそんなにこだわっていなかったので、一気に価値がアップした感じです。」

「普段お酒を飲むときは、何かおつまみを用意するのですが、ガージェリーはお酒そのものを楽しむことができるなあと思います。お酒だけ飲もう!というときに飲みたいです。あとは、いつも演奏後に飲むことが多いので、「ご褒美」の色合いが強いです。」

BAR PORTO店主と「ご褒美」の一杯

鳴海望美さんの最新情報はこちらから

Blog: https://ameblo.jp/naruminon45

Twitter:https://twitter.com/narumi_non

Instagram:https://www.instagram.com/nozomi_narumi

撮影協力:BAR PORTO(日暮里)

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