GARGERYが似合う大人の女性アーティストにスポットを当て、リュトンを片手に、思い思いのストーリーを語っていただいています。市ヶ谷「Cafe & Bar TANGRAM」でミュージシャンの小松原沙織さんとお会いしました。
-小松原さんは、音大卒業後、様々なジャンルの作編曲家・鍵盤奏者としての活動を経て、現在はシンガーソングライターへ転向し、ソロアーティストとして活躍されています。ピアノを弾きながら、ご自分が歌いたいテーマを幅広く歌っていらっしゃいます。まずは、最近の活動からお聞きしましょう。
大好きだったラジオで、自分の番組
「都内を中心に、大阪、名古屋などでライヴ活動をしています。また、今年の4月からはCBCラジオでレギュラー番組『小松原沙織の夜間飛行』を持っています。毎月第四日曜日、深夜25時から放送中です。」
「学生の頃から投稿もするくらいラジオが好きでしたが、まさか自分がパーソナリティになるとは夢にも思っていませんでした。生演奏コーナーも含め、音楽中心の1時間番組です。CBCラジオは東海(愛知・三重・岐阜)エリアでなくても、radikoのプレミアム会員になれば全国どこからでも聴けますので是非聴いていただければ嬉しいです。」
背中を押されて前に立った
-シンガーソングライターに転向したのは、どんなきっかけがあったのでしょう?
「以前の所属事務所へサウンドクリエイターとして応募したときの雑談で、話の流れで前日に遊びで録音した歌の音源を聴いてもらったときに、それを当時の事務所社長が気に入ってくれてシンガーソングライターとして活動するようになりました。それまではメインヴォーカルを務めたことがなく、歌が上手い人の後ろで演奏したりしていたので、自分がシンガーとして活動するとは思っていませんでした。周りには珍しいきっかけだねとよく言われますが、確かにその時背中を押されていなければ今は歌っていなかったかも知れません。」
媚びることなく自分を表現する
-ミュージシャンとして大切にしていることを教えてください。
「誰にも媚びず、自分に嘘をつかないことです。やりたい、表現したいと思ったことを、周りの反応を恐れずに作りたいと常に思っています。また、誰かの顔色を伺いながらやる表現も嫌い。これは貫き通したいと思っていますね。」
「7/15(月祝)に、ワンマンライヴが大塚Welcome backであります。バンド編成でワンマンをやるのは2年振り(!)なので、是非お越しいただきたいです!!」
- 小松原沙織 OFFICIAL WEB SITE https://saorikomatsubara.com/
- CBCラジオ『小松原沙織の夜間飛行』 https://hicbc.com/radio/komatsubara/
お酒のある良き人生に
―どんなシチュエーションでのお酒が好きですか?
「ライヴや制作作業が一区切りしたときに、みんなでお疲れ様と言いながら飲むときはやっぱり最高ですね。ようは次の日のことを考えないで飲める日のお酒は格別ということです。(笑) あとはなかなか出来ないですが、自然の中で飲むお酒も美味しいですよね。キャンプとか。これからの時期、実現したいですね〜。」
-お酒にまつわる印象深いエピソードはありますか?
「京都へひとり旅をしたときに出町柳のゲストハウスに泊まったのですが、そこで出会った人達で大文字焼きを見に行って鴨川沿いで缶ビールを飲んだことですかね。やっぱりお祭り独特の高揚感の中で飲むビールはいつもと一味違うような気にさえさせてくれます。あと、そのゲストハウスの宿泊者達で銭湯に行って、その帰りに小さなバーで風呂上がりの一杯を楽しんだのもよく覚えています。初めて訪れる街で初対面の人と親密に過ごす不思議な時間でした。」
「ガージェリーは、お気に入りのバーのひとつである、Tangramに来るときによく飲みます。ここは色々なお酒が楽しめるのですが、“とりあえず生”のときは決まってガージェリーです。そしてガージェリーのことを教えてくれたのも、Tangramのマスター・樋口さん。最初はただ飲みに来ていた客だったのですが、樋口さんと自分の活動について話していくうちに、Tangramでのライヴが決まりました。樋口さんが命名してくださったライヴタイトルは『リュトングラスに恋してる』でした。なかなか良いでしょう?(笑)」