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古代ヨーロッパの魔術文字 – ルーン

GARGERYのリュトン・グラスに浮かび上がるこの妖艶な文字・・・これが古代ヨーロッパの魔術文字「ルーン」です。最近では「ハリー・ポッター」にも登場しますので、聞いたことがある方も多いと思います。

リュトン・グラスに描かれた以下の文字列、実は、ルーン文字で「GARGERY」を表現しています。

ルーン文字白(背景黒)

ルーン文字とその意味

ルーン文字(Runic alphabet)は、1世紀から中世末期にかけて碑文などに残され、ヨーロッパ大陸やその周辺地域で広く発見されている文字です。ルーン文字はその地域的な広がりによっていくつかの型があり、ヨーロッパの民族移動にも関連し興味が尽きません。また、実用的な目的で使われた他、呪術を目的としても使われ、それぞれの文字に呪術的な(占い上の)意味も与えられています。

GARGERYを表現するのに使われている各ルーンについて紹介します。
それぞれ 【 対応する音韻 / 名称(意味) / 占いにおける意味 】 の順です。

Gルーン 【 g / ギョーフ(贈り物) / 贈り物、交換、合意 】

Aルーン 【 ae / アッシュ(セイヨウトネリコ) / 伝達、情報 】

Rルーン 【 r / ラド(騎乗) / 旅、忠告 】

Eルーン 【 e / エオー(馬) / パートナーシップ、優しさ、旅 】

Lルーン 【 l / ラグ(水) / 感情、女らしさ 】

Iルーン 【 i / イス(氷) / 明瞭、静寂、障害 】

(出典 : ポール・ジョンソン著、藤田優里子訳 「ルーン文字」 創元社)

ルーン文字には横線がない

ところで、ルーン文字を眺めて何か気が付きませんか。そう、ルーン文字には横線がないのです。これは、この文字が本来、木片など硬いものにナイフで切りつけて使用されたため、鋭角的なデザインになったこと、また木目と紛れやすい横線が避けられ、縦線と斜め線を組み合わせた字形になっているからなのです。

ルーン文字に込めたGARGERYの思い

GARGERYのフラッグシップであるスタウトビール、そのスタウトビールの母国である英国では今もなお、ルーン文字が刻まれた古い遺物が出土しています。古い歴史を持つスタウトビールを現代の日本に呼び戻したGARGERY、そのブランドを表現するのにルーン文字を使うことで、ビールの元型を求める思いを表現しています。

リュトン・グラスと共に、古代の人々が文字に込めた思いを感じつつ、日本のプレミアムビールGARGERYを味わってください。

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