渋谷の大人の遊び場を一つ、教えましょう。渋谷駅に近く、女性が一人カウンターで飲んでいても実に絵になる、素敵なお店です。
モヤイ像周辺の喧騒から一歩離れ、東急プラザの脇をすり抜けると、オーセンティックなバーとしてはいささか珍しいオープンテラスを備えたお店にたどり着きます。
「Shot Bar Cheers」(チアーズ)さんは、ガージェリー・スタウトとガージェリー23を楽しめる、開放感が心地良いショットバーです。今回は、Cheers伝統のレシピによるカクテル「ギムレット」を味わってきました。
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レイモンド・チャンドラーをご存知でしょうか。彼の小説「プレイバック」より、
If I wasn’t hard, I wouldn’t be alive. If I couldn’t ever be gentle, I wouldn’t deserve to be alive.
~「強くなければ生きられない、優しくなければ生きていけない」
そして、小説「長いお別れ」から、
“I suppose it’s a bit too early for a gimlet,” he said.
~「ギムレットにはまだ早い」
お酒を愛する方にとって、あまりにも有名なこの台詞。カクテル「ギムレット」は、バーのカウンターでハードボイルドを気取るのに相応しい一杯、ジン・ベースの代表的なショートカクテルです。
ギムレットの標準的なレシピは以下の通りです。
【材料】
- ジン 3/4
- ライムジュース 1/4
【作り方】
- 材料を全てシェイクし、カクテルグラスに注ぐ。
実にシンプルですが、ジンの銘柄、ライムを既製のジュースにするかフレッシュ果汁にするか、加糖するか否か等々、バーテンダーの個性を随所に映し出すカクテルでもあります。
Cheersさんのギムレットへのこだわりとは…
実に鋭く、優しい切れ味のギムレット
先にギムレットのレシピを書きましたが、砂糖やシロップで加糖するスタイルも最近の流行です。一方Cheers伝統のギムレットは、加糖を一切行わずに、フレッシュ・ライムに隠れた甘みを最大限引き出す工夫がなされています。
ライムが本来持つ甘みを引き出す…言葉で言うのは簡単ですが、実際はそうそう容易なことではありません。バーテンダーの果汁を絞る卓越した技術なくしては辿り着けない境地なのです。Cheersさんのギムレットは、実に爽快な切れ味、それでいて優しい飲み口。ジンやライム本来の魅力を存分に堪能できる一杯でした。
ギムレット誕生の物語
例によってカクテルの名前の由来、誕生物語には諸説あります。ギムレットも例外ではありません。
ギムレットの物語は今から百数十年前に遡ります。海運王国イギリスで一般的な酒であるジン、そして長い航海で不足がちになるビタミンを補い、壊血病の予防として船内に持ち込まれたライムジュースが出会います。軍支給のジンを飲み過ぎてしまう兵士たちの健康を案じ、イギリス軍医のギムレット卿がジンのライム割りを提案したのが始まりと伝わっています。
他にも、gimletには「錐」という意味があり、突き刺すようなシャープな味わいから命名されたという説などもあるのです。
渋谷 Shot Bar Cheers
Cheersさんは、2000年11月にオープン。2004年1月からはガージェリー・スタウトをお取扱いいただき、それ以来のお付き合いが続いています。
お店はオーセンティックバーでありながらオープンテラスの開放感が特徴で、雰囲気はカフェバーといった感じ。「お客様が入りやすい雰囲気を前面に出しながらも、本格的なバーの良さを分かってもらう。」…というコンセプト通り、女性お一人でも入りやすい雰囲気で女性比率が急上昇中です。さらに平日はランチ営業もしていますから、女性の皆さん“要チェック”です。
渋谷 Shot Bar Cheers | |
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お取扱い | GARGERY STOUT GARGERY23 Wheat / Xale |
営業時間 | 17:00~28:00(日曜は~24:00) 月曜~金曜はランチも営業 11:30~15:00 |
定休日 | 祝日 |
住所 | 東京都渋谷区道玄坂1-7-9 |
電話 | 03-3461-6122 |
最寄駅 | 各線 渋谷駅 |
Website | Shot Bar Cheers ブログ |
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