埼玉県所沢市周辺や、多摩北部の清瀬市、東村山市などのロードサイドで、「CP」と大きく書かれた正方形の看板を目にされた方いらっしゃいませんか。いったい何だろう・・・と一瞬思ってしまうその看板こそ、今回紹介する「CP RESTAURANT」(シーピー・レストラン)さんの仕掛けなのです。「CP」の2文字をしっかりと目に焼き付け、その正体は後でググってもらえればOK。そんな仕掛けに引っ掛かったあなた、是非一度訪れてみてください。
さて、「CP」の2文字の正体は本格的なイタリアンレストラン。西武池袋線の小手指駅から歩くと10分以上とちょっと離れたところにあるロードサイド店ですが、近くに並ぶチェーン系の店とは異なり、食材にこだわった本格派の料理を楽しむことができます。そんなCPさんのディナータイムに伺ってみました。
ディナーコースは満足度高し
CPさんのランチ、ディナーは基本的にコース仕立て。この日は、一番スタンダードな5,250円のディナーコースをオーダーしました。結論から言うと、とても満足度が高かったのですが、その全てを紹介しましょう。当然ながら、その日の仕入食材によってコース内容は変わるそうですから、あくまでも一例としてご覧ください。
まずはアミューズから。左端に見えるのはフォアグラのパテ。濃厚な味わいです。
続いての冷菜は、びんちょうマグロのカルパッチョ。これは器に注目。ふっくらしたガラスの座布団にカルパッチョが鎮座しています。カルパッチョは本カラスミで和えられ、紅大根のすりおろしが添えられています。
ちぢみほうれん草を使ったサラダ。下にあるトマトは、静岡県にある石山農園さんのもの。普段私が食べているトマトとは別の食べ物みたいに味が濃い。口に入れると唾液が自然と湧いてきて止まりません。
温菜に移ります。春キャベツで牡蠣を包み込んだブルゴーニュバター焼き。ほうれん草のソースは目の前でかけられ、料理が仕上がります。
温菜の2品目は、寒真鱈と白子のポアレ。添えられているのはジロル茸。白子の濃厚な旨味がたまりません。
ここでパスタ。柚子のボンゴレです。柑橘類をパスタに使うのは珍しいそうですが、このあたりが久保田シェフのオリジナル感覚。パスタに続く肉料理に備え、口の中を一度サッパリとさせます。上に散らされているのはセリです。
ようやくメイン。既にお腹の方はかなりきています。赤みを残してきれいにソテーされているのは蝦夷豚。これは野生の豚で、普通の豚とはちょっと違う味わいが特徴。いわゆるジビエ料理で、確かに味が濃い。そして、肉に隠れて見えませんが、添えられている野菜は千葉県の浅野ファームさんからのもの。埼玉県で浅野ファームさんの野菜が入っているのはCPさんだけだそうです。
最後にデザート。グラスに盛られたティラミスとモンテビアンコ(フランス流で言えばモンブラン)でとどめを刺します。
久保田シェフ ~ 最も力を入れているのは野菜
CPさんの料理をプロデュースするのは久保田シェフ。最近力を入れている食材は「野菜」です。前出、千葉県にある浅野ファームさんの野菜をはじめ、自分が納得したものだけを仕入れているそうです。この日も、浅野ファームさんや石山農園さんといったこだわりの農場で生産された「しっかり味のする野菜」を堪能させていただきました。久保田シェフが途中で厨房から出てきてくださって、パチリと記念撮影となりました。
夜の眺めも素敵です
タイトル写真は昼間のエントランスでしたが、ガラス張りの店内でディナーをいただきながら眺める夜の庭園はこんな感じ。気が付いたら3時間近くが経過、ゆっくりと素敵なディナーを満喫していました。
小手指 CP RESTAURANT | |
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お取扱い | GARGERY ESTELLA GARGERY STOUT(冬季は休止していることがあります) |
営業時間 | ランチ 11:30~14:30(L.O.) ディナー 18:00~22:00(L.O.) |
定休日 | 水曜日、第2木曜日 祝日の場合は営業し、翌日が休み |
住所 | 埼玉県所沢市北中2-153-2 |
電話 | 04-2923-0001 |
最寄駅 | 西武池袋線 小手指駅(徒歩10-15分) |
Website | CP RESTAURANT ホームページ(音が出ます) |
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