2012年11月6日、ガージェリー・ブログはめでたく2周年を迎えました。昨日までに書いた記事は202本、1周年の時にも思いましたが、改めて、我ながらよく続きました。
ところで、202本もの記事があると、過去の記事は皆さんの目に触れる機会が少なくなってしまいます。でも、皆さんに是非読んでいただきたい記事は過去のものに多かったりするのです。この2年間で新しい読者の方も増えてきたという期待を込め、2周年を機に皆さんに改めて読んでいただきたい記事のプレイバックを2回に分けてお届けします。
1回目は「ビールの話」から。
ガージェリーの一番のこだわりはコンディション
ガージェリーの樽詰ビール「GARGERY STOUT」と「GARGERY ESTELLA」。これらは1年365日、1日の休みもなく、毎日その日のご注文分だけ樽詰めしているのをご存知ですか。作り置きは一切なし。年末年始だろうが、お盆休みだろうが、必ずご注文を受けた日に樽詰めし、その翌日にお店にお届けしているのです。これだけはどこのメーカーにも負けません。そして、これこそがガージェリーの美味しさの秘密なのです。
>> ビールの美味しさの原点 – コンディション
では、なぜそこまでのことをするのか。その理由は、絶対に避けられないビールの香味の劣化に関係しているのです。
>> なぜビールの味は落ちるのか – 酸化が大敵
ここまでコンディションにこだわるガージェリーが作った壜ビール「GARGERY23」も只者ではありません。壜内熟成という考え方を取り入れることで、壜でありながらできる限りコンディションの良いビールを皆さんにお届けすることを目指しています。
>> 壜内熟成 – 壜ビールのコンディションを保つ秘策
生だから美味しいのではない
多くの皆さんは「生ビールは生だから美味しい」と思っています。ビールに対する最大の誤解がこれです。声を大にして言いたい、ビールは「生」だから美味しいのではありません。コンディションの良いビールが美味しいのです。イメージに踊らされないでください。正しく理解し、自分の味覚を信じるところから本当に美味しいビールとの出会いが始まります。
>> 「生」だから美味しいのではない – 徹底解説「生ビール」
麦芽100%だからプレミアムなのではない
麦芽100%ビールは高級品…と思っていませんか?これもビールに対する誤解の一つ。日本のビールには米やコーンが副原料として使われているものが多くあります。この副原料はコストを下げるための混ぜ物…と思っている方が意外と多いのです。でも、ビールの原料で一番安いのは実は麦芽です。麦芽のコストが高価格の理由になることはありません。
>> 麦芽は、米やコーンよりも安い – ビールの原料価格
そして、副原料には副原料の役割があるのです。
>> 麦芽100%の意味と副原料の価値 – ビール原料の選び方
さて、いかがでしょうか。
ビールの広告では、「鮮度」や「生」や「麦芽100%」という言葉がこれでもかというくらい飛び交っています。でも、その意味するところを正しく理解し、イメージに踊らされることなく、自分の好みに合う本当に美味しいビールを選んでください。それこそが、日本のビール文化を深めていく一助になると信じています。
次回のプレイバックPart2では、GARGERYのブランド・ストーリーを振り返ります。