BLOGカテゴリー: ビールの話
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2011年01月09日
「生」だから美味しいのではない – 徹底解説「生ビール」
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ビールというとすぐに頭に浮かぶのは「生ビール」という言葉。それに対応する言葉は「熱処理ビール」。
ビールの美味しさを語る上で、「生」か「熱処理」かという議論はほとんど意味をなしません。それとは別に、ビールの美味しさを決定づけるもっと大切な要素があります。
…という話、長文ですが詳しくお話しします。どうか最後まで読んでください。
今や、ほとんどのビール容器に書かれている「生」の文字。皆さんは、いわゆる生ビールに対してどのようなイメージを持たれていますか...
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2011年01月04日
ロンドンのパブで誕生 – GARGERY STOUT
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GARGERYのフラッグシップであるスタウトビール。今でこそGARGERYというとスタウトをイメージされることが多くなりましたが、ブランドの開発当時、GARGERYブランドの最初のビールを何にするかは、ブランドのイメージを左右する非常に大きな課題でした。実は、その方向が見えたのはロンドンのパブだったのです。
ビールを飲みまくる旅で
2002年1月、新ブランド立ち上げに向けてのプロジェクトを進めていた私と「みねばん」さん。「小規模醸造所に製造を委託し...
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2010年12月30日
365日 年中無休 – 年末年始もガージェリーの出荷は続く
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GARGERYは365日営業、年中無休です。何故かって? ビールのコンディションの変化には、日曜日も祝日も、お正月もお盆も関係ないからです。年末は31日まで、年始は1日から、樽詰、出荷は毎日続きます。
こだわるならば徹底的に
ビールで一番大切なものはコンディションである・・・と書きました。ビールは容器に詰めた途端に酸化が始まります。つまり香味の劣化が始まります。だから、ご注文をいただいたその日に樽詰し、翌日にはクール便でお店にお届けするという仕組み...
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2010年12月28日
あなた、分かりますか? – 個性が乏しい日本の大手ビール
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突然、大手4社のビールです。さてさて、各社の主力商品であるこれら4種類のビール。銘柄を隠して飲んで、どれがどれだかきちんと正解できる方、どれくらいいらっしゃるでしょうか?
自信あり・・・と胸を張るあなた、是非挑戦してみてください。
香味ではなくラベルで飲み分けている
ビール好きの多くの方は、「上の4種類を区別するなんて簡単!」と言われると思います。ところが、これ、案外難しいですよ。
銘柄を分からないようにして全く同じグラスに注ぎ、どれがどれだか識別...
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2010年12月11日
壜内熟成 – 壜ビールのコンディションを保つ秘策
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GARGERYは2002年12月の発売以来2009年6月まで樽詰ビールだけを販売してきました。なぜ最初は樽詰ビールだけだったのか、それは、できる限りコンディションの良いビールを皆さんにお届けしたかったから・・・とブログに書きました。
しかし、樽詰ビールだけでは置いていただけるお店にどうしても限りがあります。そのため、何とか壜ビールでもコンディションの良い状態でお届けできないか・・・ずっと考えてきました。
樽詰ビールをただ壜に詰めるだけではない、壜詰にするし...
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2010年11月20日
なぜビールの味は落ちるのか – 酸化が大敵
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GARGERYの樽詰ビールは、「ビール工場で飲むあの美味しさ」に限りなく近いレベルを皆さんに伝えることを目指しました。そのために、毎日樽詰、365日休みなし、冷蔵での配送というシステムを取り入れました。そうすることで、より美味しいビール、これまでにないビールの美味しさをお届けできると考えたからです。
酸化はビールの大敵
お中元やお歳暮でもらったビールの詰合せの存在をすっかり忘れ、すごい味になってしまった経験はありませんか。
飲食物には香味の変化が付き物です...
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2010年11月14日
ビールの美味しさの原点 – コンディション
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GARGERYが信じるビールの美味しさの原点について書きます。
ビールで一番大切なものはコンディション
ビールに限りません。ワインでも、日本酒でも、はたまた蒸留酒でも、どんなに美味しいお酒でもコンディションが悪くなってしまっては、本来の美味しさは味わえないのです。
ビールは容器に詰めると酸化が始まります。酸化というのは味の劣化でもあります。程度の差はありますが、どんな容器に詰めてもこれは起こります。完全に酸素を排除した状態で容器に詰めることができ...
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