コロナ禍で飲食店は厳しい状況が続いています。18 年に渡り飲食店だけで出逢えるビールとして展開しているガージェリーは、お店の皆様、そして外飲みを愛するお客様に寄り添いながら、変わることなく、歩みを進めて参ります。
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GARGERY(ガージェリー)という名前は、イギリスの小説家チャールズ・ディケンズの『大いなる遺産』に登場する心優しい鍛冶職人の名前です。心惑う人生を送る主人公に、いつも変わらぬ深い愛情を持って接したのが Joe Gargery (ジョー・ガージェリー)。その名前をつけたのは、造り手としての真摯な想いのシンボルであるとともに、飲み手の人生にいつも変わらず優しく寄り添うようなビールでありたいと思ったからです。
だから、こういう時こそ、ますます。
お店でガージェリーに出逢い、そういう気持ちを少しでも感じとっていただければ、本当に幸せに思います。
リュトンと語る
一人で静かにゆっくり飲むのが今は良いのかもしれません。でも実のところ一人ではない。カウンターの向こう側にバーテンダーの優しい眼差しがあり、手元には「リュトン」があります。
リュトンを持ち上げ、台座の穴の底に何か刻み込んであるのが見える。よく見ると鍛冶職人。そうか、これがジョー・ガージェリーか、と思うでしょう。でも実は、ガージェリーではなく、ケルト神話で語られている鍛冶の神ゴブヌです。ゴブヌはビール造りの名人でもあり、そのビールを飲むと不老不死になると言われました。そんなストーリーに思いを致しながら、ひと口、愛おしみ飲む。
台座の穴に差し込まないと置けないこのグラスは、何を意味しているのか?高知のべく杯のように、注いだ酒を飲み切るまでは手を離していけない?いや、むしろ主旨はその逆で、リュトンを台座に戻せないほど飲みすぎないようにしましょう、と言っているのだなと、独り言ちつつ、ひと口、大切に飲む。
このグラスは、何かに迷っている自分に、立ち返るべき場所はどこだろう?と問いかけている。そう感じ、人生を振り返りながら、ひと口、大事に飲む。
このグラスから何を感じるでしょうか?台座に置いたリュトンを指先で回しながら、ゆっくり飲む。
最後の一口こそ
ビールは冷やして飲むのが美味しいというイメージが一般的ですが、ガージェリーは時間をかけて温度変化による香味の変化を楽しみながら飲んでいただきたいビールです。最初のひと口はもちろんおいしいのですが、むしろ最後のひと口のおいしさをお伝えしたい、そう思っています。
四角いガラスの台座に乗ったグラス。その底に残ったわずか数ミリリットルのビール。なぜ台座もガラスで透明なのか、わかっていただけると思います。
お店の光が台座の中を反射して、ビールを照らします。そう、最後のひと口が、あなたの前のステージに立っています。
まだ、あきらめない。
ステージが待っている。
そう、これからです!
あなたのストーリーにGARGERYは寄り添います。
志を持った、素敵なお店でお逢いしましょう。
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こころまで満たすようなビールを届けたい
外飲みを、もっと楽しく、もっと魅力的にしたい
飲み手の人生に寄り添うような存在でありたい
along with your story
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