【along with her story】ミュージシャン 松木翠

GARGERYが似合う大人の女性アーティストにスポットを当て、リュトンを片手に、思い思いのストーリーを語っていただいています。日暮里のBar PORTOでミュージシャンの松木翠さんにお会いしました。

湘南生まれの松木さんは、代々木マックミュージックスクール在学中に歌手活動を開始し、東京・神奈川のライブハウスを中心に活動しています。また、ボイストレーナーとしての活動も盛んで、大手音楽スクールに10年在籍した後に独立。MMMusic Schoolを立ち上げ、POPSやR&Bなどご自身の幅広い音楽性を活かしたレッスンを行っています。

松木翠 – OFFICIAL WEB SITE　https://3doridori.jimdofree.com/

ジャズボーカリスト松木翠による音楽スクール – MMMusic School(エムエムミュージックスクール) 　https://matsuki-midori-music.jimdofree.com/

やりたいことを！という言葉に動かされた

―最初に、松木さんが音楽を始めたきっかけを教えてください。

「幼い頃は音楽好きの祖父と一緒にいる時間が長くて、祖父からギターを教わったのが音楽を始めたきっかけです。祖父は地元で音楽イベントを開催するなどバイタリティのある人で、祖父の好きな演歌や唱歌などに触れる中で、「音楽って楽しい！」っていう記憶が刻まれていきましたね。本当は高校を卒業したらすぐに音楽の道に進みたかったんですよ。でも、親の反対があって。何か資格を取るように説得されて介護の道へ進んだんですけど、実習先の施設で出会った高齢の女性に「私は自分の人生に悔いは一つもない。あなたも自分のやりたいことをやりなさい」と言われました。

その言葉に突き動かされて、今があります。」

―普段は講師として歌を教えていらっしゃるんですね？

「はい、かれこれ講師歴は15年になります。ボイストレーナーとして、多い時は一ケ月に100人にレッスンしている頃もありました。

ほら、体型や骨格って一人一人違うじゃないですか。教科書どおりのことだけじゃなくて、実際やってみてその人の身体に合った歌い方っていうのがあると思うんですよ。これまで自分も試行錯誤してきて答えがわからなくなる時もあったけど、自分が悩んだ分、困ってる誰かの役に立てることってあると思うんです。生徒さんと関わることで「こういうタイプの人はこうかも」という事例が増えていくというか、ケーススタディをしている気持ちで日々生徒さんから学ばせてもらっています。

実は整体師としての経歴もあって、「人体にやたら詳しいボイストレーナー」(笑)として新たな挑戦もしていきたいです！」