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Great Expectations ~大いなる遺産~

GARGERYというブランド名は、イギリスの小説家チャールズ・ディケンズの『大いなる遺産』に登場する心優しい鍛冶職人の名前です。思いがけず手にした莫大な資産のために心惑う人生を送る主人公 Pip(ピップ)に、いつも変わらぬ深い愛情を持って接したのが Pipの義兄であり鍛冶職人である Joe Gargery (ジョー・ガージェリー)でした。その名前Gargeryをビール名にしたのは、造り手としての真摯な想いのシンボルであるとともに、飲み手の人生にいつも変わらず優しく寄り添うようなビールでありたいと思ったからです。

GARGERYは、2002年に飲食店限定の樽詰ビール「ガージェリー・スタウト」として誕生しました。そして樽詰ビール「ガージェリー・エステラ」が2004年に加わり、さらに瓶詰ビール「Gargery Wheat」(2009年)、「Gargery Black」(2010年)、そして「Gargery Xale(エックスエール)」が2012年にラインナップされ、その後長らく、樽詰ビール2種類と瓶詰ビール3種類の合計5種類のビールをお届けするブランドとしてご愛顧いただいてきました。

ビール会社のほとんどは、頻繁に新商品や限定販売商品を発売されていますが、GARGERYのように事業開始から20年近く経過して5種類だけしか造っていないというのは極めて珍しいと思います。それは、先に書いたとおり、いつも変わらず飲み手に寄り添うことを大切にしているからです。例えば、お客様が転勤などで通うことがなくっていたバーに10年ぶりに戻ってきたとき、以前と味もグラスも全く変わらずGARGERYがサーヴされていた、そういうブランドになりたいと思っています。

そんな想いと共にまもなく20周年を迎えるGARGERYが、6番目のビールを送り出すことにしました。

―そのビールの名は「Great Expectations」

『大いなる遺産』の原題『GREAT EXPECTATIONS』です。

これまでの5種類のGARGERYが、お客様や飲食店と積み重ねてきた時間を凝縮したようなビール、さらに未来へと向かっていくための一杯を、ゆっくり、ゆっくりと醸し始めています。

「Great Expectations」は小説タイトルとしては『大いなる遺産』と訳されていますが、一般名詞では「大きな期待・望み」を意味します。時間を経ることで更に魅力的な香味へ変化する熟成タイプのビールとして、時の流れへの期待を表すと共に、飲み手の心にある夢、希望など、未来へ向かう心に寄り添いたい。

グレート・エクスペクテーションズ(ビール)

バーレーワインタイプ。4種のモルトを贅沢に使用し、ヴァイツェン酵母による発酵途中でエール酵母を添加。2種の酵母による2段階発酵で実現した高濃度高アルコール( 9%)の力強さと、長期熟成による優しい口当りを併せ持ち、ホップの爽やかな苦味が上品な甘味を引き立てます。発酵終了後、6ヶ月程度の瓶内低温熟成を経てから出荷。

他のGARGERYと同様に飲食店限定ですが、その中でもGARGERYを定番ビールとして長年大事にサーヴいただいているお店に提供して参ります。

お客様とお店の未来に長く寄り添うために。

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こころまで満たすようなビールを届けたい

外飲みを、もっと楽しく、もっと魅力的にしたい

飲み手の人生に寄り添うような存在でありたい

along with your story

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