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「あの人がくるまでのあいだ」角田光代~12年前のストーリー

GARGERYは2004年から文章を書くことを生業としていらっしゃる方々に、GARGERYを味わって感じたことをショートストーリーやエッセイとして書き下ろしていただいてきました。30を超える作品の数々は全て別の方に書いていただいていましたが、前回初めて同じ方に2回目の筆を執っていただきました。今や日本を代表する人気作家のひとり、角田光代さんです。

角田さんが直木賞を受賞されたのは2005年。その前年の2004年10月に「あの人が来るまでのあいだ」を執筆いただいたのです。彼と待ち合わせをする女性の心の動きを微笑ましく描写したそのストーリーは、発売してまだ2年足らずだったGARGERYのデビューを鮮やかに彩ってくれました。それから12年が経過した昨年、角田さんに再び書き下ろしていただいたのが「いつか旅立つときに」でした。

2004年の作品「あの人がくるまでのあいだ」に、前回と同じかみやかやこさんのイラストを新たに添えました。あらためてお読みいただければと思います。

「あの人がくるまでのあいだ」


イラスト:かみやかやこ

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