BLOGガージェリーブログ

ガージェリー・デザインのちから

GARGERYをご案内していると、リュトンやラベルのデザインが印象的で素敵だというご評価をよくいただきます。このブログでも以前ご紹介したとおり、ガージェリーのブランドデザイン、つまり、ロゴ、ラベル、リュトングラス等のデザインは、一貫して有限会社モス(m+oss)の太田益美さんにお願いしています。GARGERYブランドの開発段階から参加いただいているから、GARGERYのコンセプトを、ぶれず、デザインで体現していただけていると思っています。

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さて、今回はGARGERY23 Wheatのラベルデザインについて、別所が感じていることを書きたいと思います。

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デザインが創り出す空間

GARGERYブランドは、ただ単にこだわりのビールを「もの」として届けたいのではありません。飲食店だけで提供する以上は、その店舗やサービスの中にあってはじめて商品として成立しているわけで、常に、その場にあるもの、その場で起こっていることと共にあるわけです。そんな中で、GARGERYが「もの」以上の何かになるために、デザインは大きな役割を持っています。

GARGERY23 Wheatは、GARGERYとして初めての瓶商品です。デザインに関して、ここでの大きな意味は、初めてGARGERYが「ラベル」を持ったということです。それまでは、GARGERY STOUTとGARGERY ESTELLAという2種の樽詰ビールだけでした。通常、ビールのデザインというと、お客様は瓶や缶のラベルを思い浮かべると思います。しかし樽詰ビールですと、お店でお客様の目にラベルが目に触れることはありません。だからお客様の目に触れる数少ないブランド要素であるグラスはとても重要で、それがリュトンの開発にも繋がりました。

リュトンは、そこにあるだけで何か特別な空気感を創り出してしまうほどのデザインの力がありますが、初めてのGARGERYの「ラベル」は、もちろん同様に、お店の中で大きな存在感を持って欲しい。GARGERY23 Wheatのラベルは、その役割を十分果たしていると思います。

構図はとてもシンプルです。だからこそ、お店の空間に対して開かれているように見えます。そして、ラベルの中央を走る水平線、これがバーカウンターやテーブルの線とダブりませんか?お店の空間と、ラベルのデザインが一体化しているように感じる効果を発揮しています。お店の空間と、GARGERYの空間が繋がっているのです。

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オレンジ色のエネルギー

そして、ラベルの色。オレンジ色と言うのが通りが良いと思いますので、ここではそう言いますが、正確には、この色は私たち株式会社ビアスタイル21のコーポレートカラーである「テラコッタレッド」と呼んでいる色です。詳しくはコーポレートサイトをご覧いただければと思います。

このオレンジ色というのは、ビールのラベルとしてあまり使われていない色です。しかもこのラベルは、ほぼオレンジ一色。

オレンジ色には、食欲を増進させる効果があると言われています。そして、緊張を和らげたり、陽気な気分にしてくれる色です。柑橘類の色ですから、太陽の光をたくさん浴びて元気に育ったオレンジなどを食べるときの感覚として、人間の本能に訴えかけるのでしょうね。

落ち着いたオレンジ色は、ビール造りの原点と会社の志を表すとともに、人の本能にも心地よく働きかけます。

rhythm

お店で完成する

何度も書いていることですが、GARGERYはお店でサーヴされ、はじめて完成します。

あなたの時間と空間を、お店の時間と空間に重ね合わせ、そこに置かれることを、GARGERYは待っています。

最近ちょっと暑すぎる日が続きましたが、そろそろ落ち着いてきそうですね。

素敵なお店に出かけましょうよ。

blueBlazar

こころまでを満たすようなビールを届けたい

外飲みを、もっと楽しく、もっと魅力的にしたい

飲み手の人生に寄り添うような存在でありたい

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