GARGERYは、2002年の立上げ当初、ガージェリー・スタウト一品のみのビールブランドでした。3ヶ月以上の熟成の後、樽詰め翌日に冷蔵便で直接お店にお届けする無濾過スタウトビール。飲んでいただければ違いは明らか。ただ、当時全く無名だったこの〝黒ビール〟を採用し、お客様に説明しオーダーいただくのには、お店も相当な勇気と努力が必要だったでしょう。そしてそれを長く続けるには、ビールに対する強い愛情と、品質を維持する根気が必要です。
このシリーズは、ガージェリー・スタウト発売当初から、10年以上取扱いを続けていただいているお店を紹介しています。
都会の雑踏に浮かぶ心地良いオーセンティック
渋谷!シブヤ!SHIBUYA!
スクランブル交差点、今や世界中から人が集まってくる観光スポットになり、その賑わいは、言葉通り“まばゆいまで”になっています。
ガージェリーの取扱店の多くは、こういう繁華街の真ん中に位置するというよりも、少し外れた場所にあるか、繁華街の中にあったとしても、建物の奥まった場所にある隠れ家のようなイメージがありますが、ここは少し異なります。
歓楽街の中にあって、まったく隠れていない。
路面からバーテンダー丸見え…です。
ただ、開放された窓の向こう側は、外とはまったく違う空間だと感じます。
このShot Bar Cheersが、まだ駆け出しだったガージェリーをサーヴするためにドラフトタワーを立ててくださったのは、13年半前のことです。
無名の“黒ビール”を、ただただ、美味しいから、お客様に提供したい、と、タワーを立てるためにカウンターに穴を開けてくれたのです。
当店の開業は2000年ですが、経営は60年以上も渋谷でBAR IRIEなどを営み続けていらっしゃる歴史ある会社です。渋谷のほぼ中心でガージェリーが飲める!と、小躍りしたことを覚えています。
2004年、以来のお付き合いなのです。
友と杯を交わす場所 ―Cheers
さて、話は横道に逸れますが、このブログを書いております私(別所)は、生まれ育ちが隣町の原宿で、通学で渋谷を通過していましたし、社会人となり入社したビール会社の本社も原宿と渋谷の中間にありました。必然的に渋谷で飲むことは多く、この30年間の飲酒経験の大半は渋谷にあると言っても過言ではありません。
ですので、学生時代の友人と飲むことになったときは、慣れ親しんだ渋谷でということが多く、私がガージェリーを始めてからは、お店の選定を任せてもらい、なるべくガージェリーの取扱店へと誘導させてもらっているわけです。
最初は居酒屋やレストランで食べながら飲み、語り足りず2次会、3次会・・・となるのですが、大抵は最後の1店がここになります。
何より渋谷駅に極めて近く、こういうシチュエーションで、奥にある6名程度が入れる個室や、窓際のテーブル席の使い勝手がよく、もちろん居心地が良いのです。
オーセンティックバーとしての高い質感があり、渋谷の雑踏と窓一枚挟んで隣り合わせ静か過ぎないことで、“大人の酔っ払い”が乾杯をする場所として理想的です。
高校時代の友人たちと・・・
大学時代の友人たちと・・・
そして、20歳を向かえた息子と・・・
ガージェリー・スタウトだけでなく、瓶のガージェリー23も・・・
なんて、何枚も写真を上げると、毎日飲みに行っているみたいですが、13年半の間のでき事です(笑)。
気軽な一人飲みが似合うカウンター
もちろん、1人で立ち寄り、軽く1杯、というのが、最も似合うお店です。カクテルを作るバーテンダーの所作は美しいですよね。床が路面より高い位置にあるので、店全体がステージになっているようにも感じます。劇の一場面に入り込むような気分で扉を開いてみて下さい。
社長の奥様が生ける、凛とした花が迎えてくれるでしょう。
なお、当店では通常ガージェリー・スタウトは脚の付いたリュトングラスで提供されていますが、この台座のリュトンで召し上がりたいときは、男前のバーテンダーにその旨をお伝えください。
では、渋谷のカウンターで、逢いましょう・・・。
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こころまでを満たすようなビールを届けたい
外飲みを、もっと楽しく、もっと魅力的にしたい
飲み手の人生に寄り添うような存在でありたい
along with your story
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「Shot Bar Cheers (チアーズ)」 | |
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お取扱い | GARGERY STOUT、GARGERY23 |
営業時間 | 16:00~翌2:00(Close) |
定休日 | 日曜・祝日・年末年始 |
住所 | 東京都渋谷区道玄坂1-7-9 |
電話 | 03-3461-6122 |
最寄駅 | JR渋谷駅西口より徒歩3分 京王井の頭線渋谷駅西口より徒歩1分 |
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