渋谷のんべい横丁は、第二次世界大戦直後に闇市のあった山手線線路沿い東側に、渋谷近辺の飲食露店や屋台が集約されて、1950年に成立したそうです。
昭和の香りが漂うこの一角、知ってはいても足を踏み入れたことはない、という方も多いのではないでしょうか。常連の和に入っていけない、シニアな酔っ払いにからまれそう、そんなイメージもないことはない。
でも、ずいぶん様子が変わってきています。
昔ながらの雰囲気そのままの小料理屋さんやおでん屋さんもありますが、10数年ほど前からでしょうか、若くセンスのある店主がコンパクトな空間をリノベーションし、ダイニング、ビストロ、ワインバーなど、女性でも居心地良く感じられるようなお店が増えてきています。カウンターを中心に据えた新旧飲食業態のテーマパークのようにも見えます。そう見えちゃえば、これは楽しい。
そんな中で特に女性一人でも入っていきやすいお店が、女性店主、五嶋佳代さんが仕切る「莢/Saya」。
ビール、日本酒、焼酎、ウイスキー、ワイン、いろいろありますが、空間が限られていますから、日々、五嶋さんが選んだお奨めの銘柄をいただくというのが、また楽しい。
ビールはもちろん、ガージェリー・エステラ。2004年から、もう10年以上のお付き合いです。
店主の五嶋さんと、ダンディーなオジサマ“ふくちゃん”さん、クール&スタイリッシュな寿司職人“ひかる”さんが曜日交代でカウンターに立ち、それぞれの味を醸しています。小さな空間ですから、誰が立つかで、また雰囲気も変る。同じ「莢」でも、違う「莢」、それが楽しい。
お客さんはもっと様々です。
渋谷のんべい横丁暦が数十年という方から、初来店の20代男女まで、最近ではガイドブックを頼りにやってくる外国の方まで。椅子が5席とスタンディング1人分くらいの空間に、満員電車、いや、莢に収まった豆のように7人や8人がひしめくことはざらです。
女子ばっかりのこともあれば、オジサンばっかりの日もある。
実に小さな空間なのに、幅が広く、懐が深い。
いろいろな人と出逢い、袖すり合い、言葉を交わす。
「外飲みって楽しい。」
笑みが、思わずこぼれます。
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こころまでを満たすようなビールを届けたい
外飲みを、もっと楽しく、もっと魅力的にしたい
飲み手の人生に寄り添うような存在でありたい
along with your story
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「莢/Saya」 | |
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お取扱い | GARGERY ESTELLA |
営業時間 | 18:00〜24:00 |
定休日 | 無休(不定休) |
住所 | 東京都 渋谷区渋谷区渋谷1-25-10 のんべい横丁 |
電話 | 03-5774-0738 |
最寄駅 | JR渋谷駅より徒歩2分 |
Website | 莢/Sayaフェイスブックページ |
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