2004年にガージェリー・エステラが産声を上げるまで、2002年にスタートしたGARGERYは、ガージェリー・スタウト一品のみのビールブランドでした。樽詰め翌日に冷蔵便で直接お店にお届けするという、最高鮮度の無濾過スタウトビール。飲んでいただければ、その違いは明らか。ただ、当時全く無名だったこの〝黒ビール〟を採用し、お客様に説明し、オーダーいただくのには、お店も相当な勇気と努力が必要だったでしょう。そしてそれを長く続けるには、ビールに対する強い愛情と、品質を維持する根気が、間違いなく必要です。
ガージェリー・スタウトとともに10年以上、そんなお店を紹介していきたいと思います。
神田駅から徒歩1分のイタリアン
JR神田駅南口を出ると歩いて1分、ガージェリーのPOPがこれでもかというくらい貼ってある立看板が目に付き、その奥には酒と食の世界へ引きずり込むような地下へと続くワインボトルに囲まれた階段。
おいしいイタリアワインと、素材を活かした本格イタリアンをどうぞ!と言いたいところですが、本日はガージェリー・スタウトがエスコート。〝黒ビール〟がこんなに様々な料理と合うなんて!そんな体験ができるお店でもあるのです。
北海道産水ダコのスライスに、オリーブオイルと熟成醤油、そしてガーリックスライスのトッピング。タコのぷりぷりもっちり感と、カリカリっとしたガーリックの食感の組み合わせが官能的で、タコの旨味と熟成醤油の旨味がお互いをぐっと引き立て合っています。絶品。ガージェリー・スタウトがより引き締まって旨く感じます。
アナゴとすり身のロールロースト。わさび風味のバルサミコソースで、ニンニク、パルミジャーノ、わさび、松の実を入れた白身魚のすり身を、国産アナゴで巻いたもの。表面は香ばしく中はフワり。うん、スタウトと共鳴。
生海苔、ホタテ、モッツァレラチーズのピッツァ。一般的にはきりりと冷やした白ワインっていうところでしょうが、海の幸は、実はエールタイプのビールとの相性が良く、香ばしく焼きあがったピザ生地には香ばしいスタウト、っていうことを、想像してしまったら、それはそっちへ行ってしまいますね。
ちょっと食いしん坊な連れがいるので、炭水化物をもう一品ということで、しらすのアラビアータ。うん、満足。少し、飲み過ぎ、少し、しゃべりすぎましたか。
10年前にガージェリー・スタウトを受け入れ、お客様にお奨めし続けてくださったお店に深く感謝し、これからも末長いお付合いをお願いして、ワインのトンネル階段を登り、神田の夜の街をもうひと回り。(吉田類さん風)
そうそう、今回(2015年6月20日)注文した料理はほとんど今月のお奨めメニューからですので、もし気になる一品があれば、急いで神田へ!
神田「トラットリア Jugemu」 | |
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お取扱い | GARGERY STOUT |
営業時間 | ランチ 月~金 11:30~14:00 ディナー 月~木 17:30~23:00 金 17:30~翌1:00(L.O.24:00) 土 17:00~22:00(L.O.21:00) |
定休日 | 日曜・祝日 |
住所 | 東京都千代田区鍛冶町2-1-14 赤尾興産ビル B1F |
電話 | 03-3254-9840 |
最寄駅 | JR神田駅南口から 徒歩1分 |
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