都内でガージェリーを楽しめる居酒屋を紹介するシリーズ、今回はJR京浜東北線・大森駅近くの「吟吟」(ぎんぎん)さんです。
店主の石橋さんが語る「吟吟」の魅力は、“美味しい日本酒と美味しい魚”。「吟吟」さんは、ど真ん中の居酒屋です。
原点の酒…「貴」
石橋さんが「吟吟」を開店したのは11年前、時まさに焼酎ブーム真っただ中。石橋さんは当時を振り返り、「これは大変、少しでも日本酒の魅力を知ってもらいたかった…」と語ります。今では、自分の原点の酒だという山口県宇部市の「貴」を筆頭に、全て造り手の顔を知った50-60種類の日本酒が揃い、万全のコンディションで我々を待ち構えています。
石橋さんの品揃えのキーワードは、「フレッシュ感があり、香り豊かで、初心者層にも楽しんでもらえる酒」。日本酒初心者の方も遠慮なく暖簾をくぐりましょう。
山口県宇部市から毎日空輸される魚たち
「吟吟」さんには、毎日のように魚介の空輸便が届きます。発送元は、お酒同様交流がある宇部市の魚屋さん、内容は完全に先方任せ、何が出てくるかは店で開けてみてのお楽しみ…だそうです。お互い強い信頼関係で結ばれていなければできないことですね。
さて、ある日の刺身盛り合わせは、チヌ、スズキ、イワシ、ヒラメ、スジカツオ… ちょっと覚え切れませんでした。ワサビの他、アンデスやモンゴルの岩塩も用意されますので好みで使い分けられます。
揚げ物も、焼き物も…
刺身だけではありません。刺身にするような魚を揚げ物にもしちゃいます。この日の白身フライの盛り合わせは、カンパチ、ハタ、カツオ…。カンパチは藁炙り、ハタは刺身同様2日間寝かせたもの…旨くないわけがありません。
焼き物だってもちろんOK。大ぶりな鰆粕漬けなんていかがでしょうか。BLACKとの相性もバッチリです。
遊び心も満載
魚介だけでなく、その他のメニューにも楽しさ、美味しさが溢れています。そんな中から、遊び心満載の一品が「にくわぶ」。東京近郊だけで見られる代表的なおでん種“ちくわぶ”を、東京五輪に向けてより一層広めていこう!…という石橋さんの気持ちが料理になりました。肉じゃがの“じゃが”の代わりに“ちくわぶ”を使ったから「にくわぶ」。しっかりと味がしみ込んだ“ちくわぶ”は東京人にはたまりません。
ちなみに、肉ではなく、魚と煮込んだものは「ととわぶ」と命名したそうです(笑)
下の写真は、私と共に「にくわぶ」で大いに盛り上がった常連の皆さん。「吟吟」さんでは、このような楽しげな光景が連日繰り広げられています。
ということで、美味しい日本酒と美味しい魚…今宵も「吟吟」さんへ繰り出しましょう。
大森 居酒屋「吟吟」 | |
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お取扱い | GARGERY23 |
営業時間 | 17:00~23:00 |
定休日 | 日曜日 |
住所 | 東京都品川区南大井6-25-3 佐々木ビルB1F |
電話 | 03-5471-2626 |
最寄駅 | JR京浜東北線 大森駅 |
Website | 吟吟 ホームページ |
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