オーセンティックバーで本格的な中華料理が出てくる…ちょっと驚きのコラボレーションが楽しめるのが、向島にある「BAR Bee」(ビー)さんです。「東京スカイツリーカクテル」誕生に中心的な存在として関わり、中華とバーという二つの人生経験を形にされたオーナーの山田さんの話を伺いながら、東京スカイツリーカクテル、そして中華料理に舌鼓を打ってきました。
吾妻ラムネで「東京スカイツリーカクテル」を仕上げる山田オーナー
中華との出会い、そしてバーテンダーへの転身
現在のBeeの前身は山田さんのお父さんがやっておられた中華料理店です。受験失敗の失意の息子に差し出されたのは調理師学校の入学願書。それが山田さんの中華料理人としてのスタートになりました。時代はまさにバブル真っただ中、200席の大型中華店に入り、炒飯の津波に襲われる夢まで見たという下積み時代を経て、先輩から一人前の料理人として仕事に誘われるところまで駆け上がります。
ちょうどその頃、お父さんから実家に戻ることを要請されます。実家に戻った山田さんを待っていたのは地域密着の、それまでとは全く異なる仕事。そのギャップに悩んだ山田さんは、次第に酒の世界をのぞき始めたそうです。憧れのマスターから弟子入りを許され、中華料理人とバーテンダーという二足のわらじをはくことになります。数年後、お父さんから店を譲られた山田さんが創り上げたのが現在の「BAR Bee」。本格中華が出てくるオーセンティックバーの舞台裏には、山田さんの山あり谷ありの人生経験が詰まっているのです。
墨田区で生まれた「東京スカイツリーカクテル」
2012年に開業した東京スカイツリーは、Beeの目と鼻の先にそびえ立っています。このスカイツリー開業に向け、山田さんら墨田区のバーテンダーの皆さんが集まり、スカイツリー、そして墨田区を象徴するカクテルを創ろう!ということで生まれたのが「東京スカイツリーカクテル」です。ウォッカベースに、墨田区の木に指定されている桜のリキュール、グレープフルーツジュースを加え、これまた墨田区の吾妻ラムネで仕上げた、とても飲みやすいカクテルです。
>> 「東京スカイツリーカクテル」公式ホームページ
自分ができることで地元を盛り上げていきたい…そんな山田さんの気持ちがこもった一杯を美味しくいただきました。
本格中華をお腹一杯楽しむ
「東京スカイツリーカクテル」をすっきりと味わった後は、いよいよ中華へと進みます。お供はもちろんGARGERY23。
まずは、漬け込みに一週間かけるという自家製チャーシューと棒棒鶏の盛合せ。胡麻だれをかき分けて鶏肉をのぞかせてみました。
自家製焼売はふっくらとして、あっさりした味わい。
春巻はパリッと揚げられて、かぶりつくと心地よい音がします。
海鮮あんかけ焼きそばは麺が見えない豪華さ。
どのメニューを選んでも満足度は高く、お店を訪れる度にGARGERY23に何を合わせようか…楽しい選択が待っているのです。食事メインで来店するお客様もいるというのも頷けます。
遠方から行くにはちょっとだけ不便な場所ですが、それを差し引いても余りある満足感が得られることを約束します。是非一度足を運んでみてください。
向島 BAR Bee | |
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お取扱い | GARGERY23 |
営業時間 | 19:00~27:00 |
定休日 | 日曜日 |
住所 | 東京都墨田区東向島2-20-6 |
電話 | 03-3610-5508 |
最寄駅 | 東武伊勢崎線(スカイツリーライン) 曳舟駅 |
Website | BAR Bee ブログ |
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