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【along with her story】ミュージシャン 富岡美保

GARGERYが似合う大人の女性アーティストにスポットを当て、リュトンを片手に、思い思いのストーリーを語っていただいています。日暮里のBar PORTOでミュージシャンの富岡美保さんにお会いしました。

―こんにちは!

―まずは富岡さんの主な活動内容を教えてください。

「自身のライブ活動の他、サポートコーラスとしての活動、ボーカルトレーニングの講師などをしています。ライブではオリジナル曲、数曲ですけど(笑)…の他に、邦楽・洋楽の主にPOPSを歌っています。」

「今年の3月に退団しましたが、DreamersUnionChoirというコーラスグループに所属していました。フジテレビのハモネプ出演、ジョンレノンソングライティングコンテストで入賞、ローマ教皇来日テーマソングの歌唱、はこだて国民芸術祭出演などの実績があるグループですが、そこでGospelも学んでいました。そのご縁でアメリカ大使館でのクリスマスパーティでの歌唱などもさせていただいていました。過去には各地のご当地ソングや特産品のキャンペーンソングを歌うお姉さん的なこともやらせていただいていたことがあり、島根県の漁港で歌ったり、スーパーの鮮魚コーナーで歌ったりしていた時もあります(笑)。」

「最近は2018年から始動した作曲家 林哲司氏(真夜中のドア、北ウイング、悲しみが止まらない、悲しい色やね等数々のヒットソングを作曲している、Citypopといえば!の大先生です)のSongFileというライブでボーカルとコーラスをさせていただいています。林さんが作曲されたヒットソングを当時のアレンジで再現、ライブするという企画です。」

「そのご縁で、先日開催された菊池桃子さんの40周年記念コンサートでのコーラスや、新譜のEP「Etrnal Harmony」では1曲コーラスレコーディングに参加させてもらいました。」

「自身のライヴについては、Bar PORTO(日暮里)でのアコースティックライブが3ヶ月に一度くらい、あとは今年結成されたFunnyFlowersというSoul,Discoバンドでボーカルをしており、毎月錦糸町のライブハウス「ヒューズボックス」で歌っています。その他にも不定期でちらちらライブをしています。講師業も手掛けていまして、宮地楽器音楽教室でのボーカル講師、ゴスペルクラス講師等をしています。」

音楽がいつも身近にあった

―音楽を始めたきっかけを教えてください。

「幼稚園の頃にクラシックピアノを習い始めて、(小学校3年生頃にはやめちゃうんですけど…)とても意外に思われるのですが、ショパンやブラームス、ラフマニノフなどを聞くのがすごく好きでした。今思えば、ハモる事が好きだったりするのはこの影響があったと思います。小学生から中学生の頃は丁度カラオケボックスが流行り出した時期で、高校生までとにかく友達とカラオケにしょっちゅう行っていました。番号で曲を入力していた頃です(笑)。バンドブームだったこともあり、友人等もバンドを組んだりライブをしたり、リハスタが溜まり場だったり、文化祭で歌ったり、音楽はいつも身近にありました。とはいえ、歌手になりたい!というような夢や野望があったわけではありませんでした。」

「20歳前だったと思うんですけど、新しくオープンするライブバーで歌手兼スタッフを募集してるから、やったら?という誘いを受け、その頃今で言うニートみたいな感じでフラフラしていた私はやってみる事にしたんです。葛飾区の端の方、今ではそのお店は無くなってしまったのですが、そのお店で働き始めたのが私の音楽人生の始まりだったと思います。それぞれ店舗のスタッフをしながら、出番になったらステージで歌うというシステムで、(私はキッチン担当でしたw)最初はカラオケでスタッフが歌っているだけのステージでしたが、他ライブハウスや路上ミュージシャンをスカウトしてきて、段々生演奏のアーティストの出演も増えていきました。そこで私は初めてミュージシャンと呼ばれる方々に出会いました。」

「そんな方々のステージに刺激を受けながら、こんなアーティストがいるよ、このCD聞いてみるといいよ、このライブ行ってみるといいよ、そんなアドバイスを聞きまくって、勉強をしていました。その当時一番ハマったのがStevie Wonderで、とにかくCD、ビデオを買い漁り、今で言う推し活をしてましたね。なので当時はいわゆるブラックミュージック、モータウンに始まり、Disco・Soul・Funkなどを好んで聞いていました。そこからGospelを知り、これまたハマってしまうのでした。そこで出会ったミュージシャンの方々から、別の場所でも歌えるお誘いをいただけるようになり、都内各所でライブをするようになりました。当時はSouloveというユニットのボーカルとして活動していましたが、その後パワーコーラスグループ「DUC」に加入し、Gospelのこと、ボイストレーニングのこと、ライブを企画すること、お仕事としてステージで歌わせていただくこと、等たくさんの勉強をさせていただきました。」

「それまではコールセンターなどでアルバイトしながら、ライブ活動をしていましたが、ボーカルトレーニングの講師を始めたり、コーラスサポート等音楽関係のお仕事が増えてきた(ありがたい事に)のをきっかけに、アルバイトをやめ、音楽活動一本に絞ったのが2019年の終わり。翌年からコロナ騒動が始まり、肝を冷やしました(笑)。それでもなんとか細々音楽活動させていただけているのは、支えて下さる皆様のおかげでしかなく、いつも感謝しております。」

私にしかできないことを

―ミュージシャンとして大事にしていることを教えてください。

「歌が上手な方はたくさんいます。もちろん鍛練は必要ですが、私より素敵な歌をうたう方は星の数ほどいるので… 私にしかできない事があったらいいなと日々考えています。私自身、人のライブを見ると、すごく元気になったり、パワーややる気をもらえます。私のライブでも見た人に少しでもそんな気持ちになっていただけたら嬉しいなと思っています。」

―これからの活動についてお聞かせください。

「先述しましたが、Funny Flowersというバンドで、月一回錦糸町のヒューズボックスでライブをしています。日暮里ポルトでも次回9/7にライブが決まっております。富岡美保の名でInstagram・Xをやっており、その他ライブ情報などを載せておりますので、是非チェックしてください!」

富岡美保  Instagram  X (旧Twitter)

失敗談の宝庫です

「お酒については、ライブの打ち上げや、友人とたくさんで飲み会をするのも好きですが、普段は夕食がてら、日高屋やサイゼリアなどで一人で飲んでいる事が多いです。お酒が弱いくせに好きなので、よく家でYoutubeを見ながら一人で酔っ払って記憶を無くしています。」

「お酒にまつわる思い出は、失敗談ばかりが思い浮かびますが…(笑)。そういえば、以前親しい友人と数人で両国をフラフラ飲みあるいていたら、日テレの朝までハシゴ酒という番組企画に声をかけられて、すっぴんで出演したことがあります。町中華でアカペラで歌った記憶が…。その他、公に言えないような失敗談はぜひライブに足をお運びいただければお話しします。」

「元々黒ビールは苦手だったのですが、BAR PORTOで皆さんガージェリーを飲んでいるのを見て、グラスがとても素敵で、かっこつけて飲んでみたのが最初です。とても飲みやすくて、それ以来ガージェリー以外の黒ビールも飲めるようになりました(笑)。それでも飲みやすいガージェリーが一番好きですね。」

撮影協力:Bar PORTO(日暮里)

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