BLOGタグ: プレミアム・ビール

2013年02月18日 「生と壜」という呼び分け、止めませんか
皆さんご存じの通り、ガージェリーには樽詰商品「GARGERY」(STOUT、ESTELLA)と、壜詰商品「GARGERY23」(Wheat、BLACK、Xale)があります。容器ごとに呼び分ける場合、私は必ず「樽と壜」という呼び方をしますが、お店などでは「生と壜」と呼び分けられることがあります。「ガージェリーの生」、「ガージェリーの壜」…みたいな感じですね。まあ、意味は通じるし気持ちも分かるのですが、正直言うと釈然としないものを感じているのです。 なぜなら...

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2012年02月10日 粋な飲み手は知っている – 香り立つ常温ビール
ちょっと粋なビールの楽しみ方、常温ビールについて書いてみます。 キンキンに冷やして飲むビール、美味しいですよね。最近は「エクストラコールド」などという冷たいだけの飲みモノまでありますが、それはそれ、暑い夏に汗を流した後で飲めば、身も心もリフレッシュします。でも、ビールの味わい方はそれだけではないのですよ。寒い日が続く今年の冬、グラスを両手で包み込み、次第に花開く芳醇な香りを体験してみてください。 細かいことは置いておき、ザックリいきます。ビールは大...

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2011年11月18日 美味しい樽詰ビールを提供する秘訣 – 保管と洗浄
先日の記事「「生ビール冷えてます」のウソとホント - ビールサーバーの話」で、ガージェリーでは、より品質の高い樽詰ビールを提供していただくために小道具を用意している・・・と書きました。今回は、この小道具を紹介しつつ、より美味しい樽詰ビールを提供する秘訣について紹介しましょう。 美味しさの秘訣 - キーワードは「保管」と「洗浄」 多くの飲食店で使用されているビールサーバーは、樽自体は冷えていなくても冷たいビールが提供できる瞬冷式サーバーです。省スペ...

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2011年11月01日 「生ビール冷えてます」のウソとホント – ビールサーバーの話
街角でよく見かける「生ビール冷えてます」のポスターや幟旗。今年の夏も暑かったですから、こうしたサインに誘われてお店に引き込まれた方も多かったと思います。でも、ちょっと待ってください。生ビールって、本当にいつでも冷えているのでしょうか。今回はこの「生ビール冷えてます」のウソとホントについて紹介しましょう。 生ビールって何だっけ いわゆる「生ビール」については、以前、このブログでも詳しく解説しました。 >> 「生」だから美味しいのではない -...

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2011年05月12日 地ビールみたいな味 – 小規模ビールメーカーの苦闘
以前、「日本の大手ビールは個性が乏しい」と書きました。誤解しないでいただきたいのですが、私は大手メーカーのビールが「美味しくない」と言っているのではありません。「個性が乏しい、画一的だ」と言っているだけです。 私は以前、キリンビールの技術系社員でしたので、身にしみて分かっていることがあります。我々ガージェリーを含めた小規模ビールメーカーは、設備投資、技術力の面で、大手メーカー4社には全く歯が立たないのです。その差は歴然、完敗と言えます。 ビール造りの主...

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2011年05月06日 ガージェリーは地ビールではない
先日書いた「もやしもん」の記事。その中で、地ビールに関する話題を取り上げました。実は、ガージェリーの営業に行った時、よく聞かれる質問があります。 「要するに地ビールですか?」 そんな時は必ず、「地ビールではありません。国産プレミアムビールです。」と答えるようにしています。 まあ、呼び方なんぞどうでもよいと言えば良いのですが、作品の中にも出てくる地ビールという言葉に対する偏見、誤解もあり、私自身は結構気にしているので、「もやしもん」にかこつけて、これにつ...

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2011年03月24日 GARGERYのプレミアム – 個別冷蔵配送
シリーズ「プレミアムビールの真実」の第4回。 第1回では「麦芽100%だから高級というわけではない」 第2回では「副原料にもしっかりとした役割がある」 第3回では「長期低温熟成がGARGERYのプレミアムの一つ」  と書きました。 この第4回では、GARGERYのもう一つのプレミアム(=付加価値)である「個別冷蔵配送」について紹介します。 樽詰したその日に飲んでもらいたかった これまで何回も書いてきているように、ガージェリーが最もこだわっている...

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2011年02月25日 GARGERYのプレミアム – 長期低温熟成
シリーズ「プレミアムビールの真実」の第3回。 第1回では「麦芽100%だから高級というわけではない」 第2回では「副原料にもしっかりとした役割がある」    と書きました。 今回からは、GARGERYが持つ具体的なプレミアム(=付加価値)を取り上げ、紹介していきたいと思います。 麦芽をマッシュケトルに投入するところからビール醸造が始まる ガージェリーはここがプレミアム ガージェリーは麦芽100%ビールです。「生」であることを強調しないのと同様、こ...

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2011年02月09日 麦芽100%の意味と副原料の価値 – ビール原料の選び方
シリーズ「プレミアムビールの真実」の第2回。 前回の記事で、「麦芽100%だから高級というわけではない」と書きました。麦芽は決して高い原料ではないということです。では麦芽100%というのはイメージだけの問題なのかというと、もちろんそうではありません。麦芽100%にするにはそれなりの意味があります。今回はそのあたりを考えていきたいと思います。 副原料にも大事な役割がある 日本のビールはこれまで、より好ましい香味を造り出すため(ここが大事!)、副原料...

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2011年02月05日 麦芽は、米やコーンよりも安い – ビールの原料価格
シリーズ「プレミアムビールの真実」の第1回。 原料価格の観点から、麦芽100%(オールモルト)ビールのプレミアムについて考えます。 予告編でも書きましたが、プレミアムビールに対する勘違いでおそらく最も多いのが、「高価な原料である麦芽を100%使っているからプレミアム」というもの。実は、 麦芽はビールの原料の中で一番安いのです。 第2回工場見学会 ~ 麦芽の貯蔵庫にて 日本のビールで主に使われている原料は、役割が異なるホップを別にすると以下の通り。...

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